乗鞍山麓五色ヶ原は、中部山岳国立公園の南端にある約3,000haの広大な森林地帯で山地帯から亜高山帯に分布する植生は、ブナ・ミズナラ・サワグルミなどの広葉樹林やシラビソ・オオシラビソ・コメツガなどの針葉樹林、可憐な花を咲かせる希少な山野草の植生が確認されています。また、多くの渓流と滝、池、湿原のほか、様々な野生動物や野鳥・昆虫が生息し、四季折々の表情を見ることができます。
この五色ヶ原を保全しながら、さらに自然生態系の質を高める努力をし、自然環境に無理のない遊歩道に最低限の休養・避難施設を設備するとともに、来訪者に五色ヶ原の動植物、地形、地質などの自然の過去.現在・未来の展望などを、長い間の周辺域の人間とのかかわり合いなどを現場で正しく理解できる様に、きめ細かいガイドに心がけています。
五色ヶ原は、ゆっくりと四季にわたって探勝すると、自然が次第に理解され、何回もリピートしたくなるような自然体験コースです。友人・家族などと共に何度も訪れたくなるような本物の自然、生態系の魅力を満喫していただけるものと確信しています。